2020年 07月 08日
福井県神道青年会 オンライン勉強会を開催
7月2日(木)午後6時30分より、福井県神道青年会はウェブ会議アプリ「ZOOM」を使用してオンライン勉強会を開催し、山本祥嗣会長以下17名が参加しました。

新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、大勢が集合することを避けるべく、福井県神社庁の協力を得て、福井県下神社界初の試みとしてウェブ会議アプリ「ZOOM」を使用した遠隔によるオンライン勉強会が開催されることとなりました。
勉強会は福井県神道青年会神職教養半日研修会「明智光秀と越前~神社との縁~」と題し、今年、NHK大河ドラマ「麒麟が来る」で注目を浴びている戦国武将・明智光秀について、越前国との関わりや神社との関わりを学び、そして、神職として郷土の歴史と教養を深めることを目的に、福井市立郷土歴史博物館館長の角鹿尚計(氣比神社宮司)を講師に迎えて本勉強会を開催しました。

講師は奉務神社の社務所のパソコンから講義を配信し、参加者は全員、パソコンやタブレット等の画面越しに各々が講義を受けた。遠隔による講義ということもあり、講師と直接対面していないことから、講義内容が伝わりにくいことも多少ありましたが、画面に講師資料を映し出すなどして対処しました。また、当初特に危惧していた講義中のインターネット回線の電波状況による途中切断といったトラブルは発生せず、参加者は3時間にわたる講義を最後まで参加することができ、初めてのオンライン勉強会は無事に終了しました。
今年に入り新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、当会創立70周年記念事業の遅延や勉強会研修会が中止・延期等の影響がありました。政府による緊急事態宣言は解除されましたが、感染症の第2、3波の警戒を怠らず、これからも当会では感染症に気を付けて、可能な限り活動を進めていきたいと思います。
氣比神社 禰宜 角鹿尚文(福井神青会事務局)
2020年 07月 01日
素戔嗚尊への祈り疫病退散大祓と茅の輪神事
6月23日、福井市の簸川神社、木田神社に於いて福井県神道青年会創立70周年記念事業「素戔嗚尊への祈り疫病退散大祓と茅の輪神事」を斎行致しました。簸川神社の坪田宮司・木田神社の金岡宮司、簸川神社禰宜であり、当会の相談役の坪田相談役の協力のもと、会長以下会員10名が参加しました。
前日22日より茅輪奉製作業を行いました。午後1時に簸川神社に集合し、そこから日野川河川敷に移動して茅の輪の奉製に必要な茅の採取を行い、簸川神社境内に於いて、茅の輪を2つ(簸川神社と木田神社の茅輪)奉製致しました。
簸川神社は旧福井城の表鬼門、木田神社は裏鬼門を守護する御社であり、御祭神は素戔嗚尊をお祀りしています。素戔嗚尊は蘇民将来を茅の輪を以て疫病から救ったとされる、素戔嗚尊をお祀りする簸川神社と木田神社に於いて、県下の大祓と昨今、我が国で感染拡大が危惧されている新型コロナウイルス感染症などの疫病退散、健康成就を祈念して大祓・茅の輪神事を斎行することとなりました。
当日23日は簸川神社に会員一同午後12時30分に集合し、斎場の準備、所役の確認や習礼を執り行い、午後2時より斎行しました。簸川神社の氏子崇敬者、青年会や地域の方など30名以上の方にご参列いただきました。大祓式の後は、宮司以下祭員、その後ろに参列者が一列になって、和歌を奏上しながら茅の輪を左・右・左廻りでくぐり、最後に社殿の中に進んで、坪田宮司に合わせて御神前に拝礼いたしました。



簸川神社に於いて大祓・茅の輪神事が終了した後、片付けをして会員一同、木田神社に移動し、斎場の準備、所役の確認や習礼をして、午後4時から斎行致しました。木田神社も氏子崇敬者、青年会や地域の方など20名以上の方にご参列いただきました。
式の流れは簸川神社・木田神社ともに同じ所役、式次第で大祓式・茅の輪神事の順で斎行致しました。



当会は創立70周年の節目の年で、記念事業・式典を数多く計画しておりましたが、昨今、世界各地で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために事業遂行に大きな影響を与えることとなりました。我が国に於いても感染拡大が進み、初めて政府による緊急事態が宣言されるなど戦後最大の国難といえる状況となりました。先月、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、東京など大都市に於いては今も感染者が発生しており、また、今後も第二波、第三波の到来を警戒するなど、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
大祓・茅の輪神事の輪くぐりによって、参列者を始め皆、心身ともに清々しく清浄となって、健康にお過ごしいただきますようお祈りいたします。また、これからも新型コロナウイルスの感染拡大に十分に気をつけて活動していくとともに、新型コロナウイルスの早期終息と我が国、皇室の弥栄をご祈念致しました。
氣比神社 禰宜 角鹿尚文(福井神青会事務局)
2020年 03月 21日
東日本大震災復興祈願祭
3月11日(火)、大野市に鎮座する篠座神社に於いて東日本大震災復興祈願祭を斎行致しました。祈願祭では、篠座神社の宮司であり当会理事を務める猪島丈意宮司が斎主を務め、山本会長以下3名が参列しました。また、復興祈願祭とともに最近、世界的に流行し、我が国に於いても市民生活に多大な影響をもたらしている新型コロナウイルス感染症の早期終息も合わせて祈念致しました。

復興祈願祭並びに新型コロナウイルスの収束祈願は、医薬などの道を伝え、国造りの神である大己貴大神をお祀りする篠座神社に於いて祭典を御奉仕することが斎場として大変意義のある場所であると考え、篠座神社にて斎行することとなりました。
震災が発生した時刻、午後2時46分に一同黙祷を捧げました。神事では、猪島宮司の祝詞の後、会員一同で大祓詞を奉唱し、犠牲者の御霊を癒すとともに被災者に心を寄せ、早期復興をご祈念致しました。

東日本大震災から早くも9年の年月が経ちましたが、福島原発の事故などにより未だ故郷に帰ることができない被災者が一日も早く故郷に帰れるよう、また、新型コロナウイルスが早く終息するとともに、亡くなられた方々のご冥福を祈り、日本を始め世界の国々が新型コロナウイルスという脅威を乗り越えて、世界が安定していくことをお祈りいたします。
氣比神社 禰宜 角鹿尚文(福井神青会事務局)
2020年 03月 14日
天皇陛下御誕生日奉祝大会
天皇陛下御誕生日奉祝大会が2月23日(日・祝)福井県繊協ビルにて開催されました。令和最初となる本大会は今年で48回目となります。本会からは、山本会長をはじめ会員が会場設営や来賓受付等の運営に携わりました。

第1部奉祝式典では、福井県知事、国会議員の先生方をはじめ、御来賓の皆様方のご臨席のもと奉祝式典が執り行われ、天皇陛下60回目の御誕生日をお祝いいたしました。

第2部奉祝記念講演では、産経新聞東京本社月刊「正論」編集長の田北真樹子氏により「皇室と日本の未来」と題した講演が行われました。
当日は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの配布、アルコール消毒液などの設置等の対策を行い、万全を期して開催されましたが、県民約300名が集まり、天皇陛下の60回目の御誕生日をお祝いするとともに天皇皇后両陛下のご健勝と皇室の弥栄をお祈りいたしました。
木田神社 権禰宜 佐々木 武史