2008年 11月 23日
新嘗祭~家族みんなで食卓を囲もう~
11月23日は、新嘗祭(にいなめさい)の日です。現在、「勤労感謝の日」として国民の祝日となっておりますが、本来は新嘗祭の日としての祭日でした。新嘗祭は、宮中で天皇が新穀を天地の神々に勧めて神を祀り、また自らも新穀を食して、その年の収穫を感謝する儀式です。そして、全国の神社でもその年の収穫を感謝する祭として神前に新穀が供えられ執り行われています。この「新嘗」という言葉の「嘗(なめ)」は「神の饗=かみのあえ」が変化した語であるといわれ、「新嘗」=「新穀をもって神々をもてなす」ことを意味します。食品問題が取沙汰されている中ではございますが、それでも私たち日本人は、恵まれた食生活を送っている気がいたします。目には見えない神々や自然への感謝、そして農家の方々、働いて家庭を支えている家族に感謝する日として、家族そろって新穀をいただきましょう。
【渉外広報委員会 猪島 丈意】
by fukuishinsei
| 2008-11-23 17:33
| それ知っとこ!