2007年 12月 28日
注連縄ができるまで
平成19年も残すところ、あと4日。迎春のご準備はおすみでしょうか。
今回は私の地元、若狭町在住の注連縄職人、
大上正三さんを取材してまいりました。
大上さんはお米と梅を生産されている専業農家で、お年は84歳。敬神の念も大変篤い方で、地元神社の総代を長年勤められておりました。
注連縄作りを本格的に始められたのは、今から40年前。静岡県の工場から「注連縄製作機械」を2台購入し生産組合を立ち上げました。福井県初の機械導入で、当時で100万円したそうです。
注連縄ができるまでをご説明しますと・・・

春、注連縄専用のワラを作る為、田んぼに種を蒔きます。
長い注連縄は古代米のワラを使います。
1m20cm~30cmの背丈になります。⇒⇒⇒⇒⇒⇒
7月、稲穂ができる前に刈り取ります。
乾燥機で乾かして、シートをかけて、暗いところで保管します。風が当るとワラの色が変わってしまうので要注意。
10月中旬から、注連縄を綯う(なう)作業が始まります。お手製の「ワラたたき機」(左の写真)でワラを柔らかくし、次に「注連縄作製機」(下の写真)の3つの穴に同じ分量のワラの束を差し込み、ペダルを踏みながらゆっくり注連縄を手で引いていきます。

私も体験させて頂きましたが、足と手のスピード調節が難しかったです。2~3分で注連縄の形ができあがります。
機械がない頃は、手にツバや水をつけて綯う(なう)ので、手の皮が薄くなり、お風呂に入ると激痛が走ったそうです。垂(たれ)をつけ、箱詰めして完成。主に関西や中京の縁起物業者に出荷します。
いかがでしたか?
機械生産とは言え、種蒔きに始まり仕上げまで、約9ヶ月もの時間を要しているんですね。
穏やかな天候が続いておりましたが、お正月は雪のようです。
体調管理に気をつけて、お正月を乗り切りたいものです。
では、みなさま、良いお年を・・・。
【渉外広報委員 渡辺英朗】
by fukuishinsei
| 2007-12-28 01:00

