2007年 11月 09日
「かくまでに親は思うぞ千歳飴」
落語に興味をもたれる方も増えてきているのではないでしょうか。
300以上あるといわれている落語の噺の中には、お祭りでの親子の微笑ましいやりとりを描いた「初天神」。神様を大切にするおじいさんに不思議なことが起こりはじめる「ぞろぞろ」など、神社や神様にまつわる噺もたくさんあります。忘れかけていた日本の風景を今に伝える落語。
目まぐるしく変化していく現代社会において、大切な役割を果たしているのではないでしょうか。
有名な古典落語の「寿限無」というお噺の中のフレーズですが、長い千歳飴に子供の長命と健康の願いを込める親の気持ちは、今も昔も変わることはありませんね。
【猪島 丈意】