2018年 03月 16日
祝詞の作り方についての勉強会
3月12日(月)、6時半より福井県護国神社の白鳳会館において、福井県護国神社の現宮司であり、前福井県神社庁長、旧祭式講師を務められ、長年にわたって神社界に貢献されている宮川脩先生を講師に迎え、「祝詞の作り方についての勉強会」を開催した。勉強会には新田義和会長以下会員12名が参加しました。
まず、勉強会に先立ち、会員一同、福井県護国神社の大前におきまして、7年前に発生しました東日本大震災の被害者に対し黙祷を捧げ、そして、未だ避難を余儀なくされている被災者が一日も早く故郷に戻れる日が来ることと、被災地の早期復興を祈念して拝礼しました。

勉強会では、宮川脩先生より祝詞の作り方についての詳細や、普段気が付かず使用している語句や体裁などの間違いなどについて学びました。また、会員は自筆の祝詞を一巻持参し、ご指導を受けるとともに、それを参考にすることで、各々、自身の祝詞に活用することができる機会にもなりました。祝詞は神職が自身で書くものであり、万葉仮名や上代の言葉を使用する非常に難しいものではありますが、神職は神と人との間を取り持つ「なかとりもち」の役目として、祝詞に精通していなければなりません。
本勉強会では、祝詞の作り方について改めて学ぶとともに、自らの祝詞を省みて、日々の神明奉仕に生かしていきたいと思います。
神々に願い届けと只管に祝詞を学びて神に向かはむ
氣比神社 禰宜 角鹿尚文