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福井県神道青年会(ふくいけんしんとうせいねんかい)

東日本大震災復興支援活動(長月)

平成24年9月26日~9月27日の2日間にかけて、震災の被災をうけた宮城県気仙沼市の仮設住宅(約150世帯)と葦の芽幼稚園(園児150名)で、雅楽の演奏会を執り行いました。
今回の復興支援の目的は、東日本大震災で被災した仮設住宅にお住まいの方々、そして震災の影響に苛まれた園児の心を癒すべく、明日への活力となるよう実施されたものであります。
富山県神道青年会が主体となり、新潟県神道青年協議会、福井県神道青年会のなかで、2日間の行程でそれぞれの社務に影響なく、且つ雅楽をたしなむメンバーが参加し合い、北陸神道青年協議会の一途の業をもって気仙沼に向かいました。
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【雅楽演奏「観月の夕べ」、後ろのお月見の絵は、仮設住宅に住む子供たちが製作しました。】
演目は、雅楽の音取(ねとり)・越天楽(えてんらく)・雅楽の説明・楽五常楽急(ごしょうらくきゅう)・楽器の説明・陪臚(ばいろ)・朝日舞(あさひまい)・ふるさとの6曲を演奏しました。
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仮設住宅内のホールに到着後、黙々と雅楽演奏のセッティングをしているときに、70歳前後の女性の方々が「な~んか涙がでてくるねー。遠いとこさから神主さんらきてくれんだねー。あたしらも頑張んなきゃねー。あんしんするねー。」と話しているところを耳にしました。
雅楽演奏を終えて仮設住宅地の区長さんから「今までどこぞのアイドルや~歌手や~なんや~ってたくさん来て頂いたけど、こんな70名近くさ集まったの初めてですね。いつも20名ほど集まればええ方なんですがね・・」と話されておりました。
そして、最後の演奏曲「ふるさと」も、アンコールで奏でた「君が代」も大合唱でした。
私自身、龍笛を奏でる前の緊張していた自分がなんだか小さく感じて、俄然本気モードになれたことも、復興への祈りが更に強まったことも、仮設住宅での雅楽演奏会を通じて学び得たひとつでもあります。

【古事記/いなばの白うざぎを読み聞かせ】
神話の語りに太鼓・笙の効果音を加え、子供たちの目はしろうさぎの物語に釘付けになっておりました。ちょっと怖かったのか、しろうさぎが鮫に捕まえられ皮をはがされるシーンでは、太鼓のドーンという音とともに「うぇーん」と泣いてしまった女の子がひとりいました。あとは、興味津々・・。

【朝日舞と越天楽を奉奏】
園児たちはもとより、幼稚園の先生や演奏を見に来た保護者の方々もあまり見ることのない光景にとても関心を示していました。

【一番最後に、園児さんからアンパンマンの首飾りを頂きました。】
「御礼の言葉」として、最後に葦の芽幼稚園の園児さんから「かんぬしさん、きょうは、ありがとうございました。これからも、がんばります!」と、たくましいみんなの言葉と共に、園全員が写る笑顔の集合写真が裏面に張られたアンパンマンの首飾りを頂きました。
その嬉しい涙を堪えていたのは、きっと私だけではないはずです。
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【装束の着装、雅楽の打ち合わせの場所を提供して頂いた気仙沼市北野神社様】
以前、北陸の地で本吉太々法印神楽を奉奏して頂いた神職さんの奉務神社(※6/29の福井神青ブログ参照)で、2日間お世話になりました。本当に有り難うございました。
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津波にさらわれた街の風景はまだまだ変わらぬ姿のままですが、仮設住宅に住まわれている被災者や子供たちのそれでも力強く生きる表情を目に焼き付けて、10年後20年後街が甦っている様を信じ、今後も震災復興支援に協力していきたいと思います。

【毛谷黒龍神社 禰宜 山本祥嗣】
by fukuishinsei | 2012-10-15 17:12 | 活動の報告