2010年 10月 24日
書籍紹介『三国町史』(編:三国町史編纂委員会)

内容は言うまでもなく、三国町の歴史であり、地理の事であり、文化などである。この町が、縄文といった古代から、戦後の現代までに辿った道程が、文化・商業・宗教と、述べられている。当然、自分が奉務している神社の事や、それらの神社がある土地の歴史が、この一冊でうかがい知れる。そして、他の町史は少ししか知らないが、『三国町史』はそれらと比べても、なかなか面白く、非常に良く出来ていると思える。
私は元来、頭が良い方ではない。歴史等も何度読んでも、覚え切れない。それ故、ことあるごとにこの本を引っ張り出しては、調べ、確認し、自分の部屋には欠かせない一冊となっている。勿論、この一冊だけではなく『三国町百年史』や他の福井県の歴史の本も参考にすることも多い。
郷土の歴史は、日本の国の歴史や世界の歴史に比べて、一般的に知られていない事が多い。しかし郷土史の方が、自分にとってもっと密接に関係している歴史なのである。
今回の書籍紹介は『三国町史』であるが……実はそうではない。本当は郷土史全般を取り上げたいと思っての、(三国に住む私の場合の)『三国町史』である。
【広報委員 松村典尚】