2009年 06月 11日
天皇陛下奉迎事業助勢
7日の午後4時から神明神社にて行われた「神政連県本部大会」の後、佐佳枝廼社へ移動し、午後8時より提灯の灯る中、天皇陛下がお出ましになられ、奉迎させていただきました。
翌日、天皇皇后両陛下は、越前町朝日の町立福井総合植物園プラントピア朝日を視察し、午後に石川県の小松空港から帰京されるということで、当会は昼過ぎに越前町役場にて他の県民の人々と一緒にお見送りをいたしました。
両陛下がお車でお越しの際には、沿道に子供から老人まで多くの方が出迎えていました。その時の両陛下のあたたかい「笑顔」は胸が熱くなるかけがえのないものでした。
天皇皇后両陛下を奉迎させて頂けた好機を感謝しつつ、両陛下の変わらぬご健在を心からお祈り申し上げます。
【広報委員 松村典尚】
2009年 06月 02日
植樹祭
全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるため、毎年春季に天皇皇后両陛下ご臨席のもと、(社)国土緑化推進機構と開催県の共催により行う国土緑化運動の中心的行事で、昭和25年に山梨県で第一回大会が開催され、これ以後毎年行われています。
大会の前身は「愛林日植樹行事」に遡り、昭和25年の第1回大会から「植樹行事並びに国土緑化大会」として開催されたていましたが、昭和45年の第21回大会(福島県)からは、現在の名称「全国植樹祭」にて行われています。
福井県においては、昭和37年に丸岡町で第13回大会が開催されて以来、47年ぶり2回目の開催となります。『第60回 全国植樹祭2009ふくい』大会は、「未来へつなごう、元気な森、元気なふるさと」をテーマに、本年6月7日(日)に開催されます。
「全国植樹祭」の趣旨にあるように、森林・緑は豊かな国土の基盤であります。昭和天皇陛下が「植物に造詣が深く、自然をこよなく愛した」方であり、その誕生日が「みどりの日」とされたように、「緑」は我々にとって大事な存在です。
その「緑」、森林の減少は、その他の生態系にも大きな悪影響を与えます。一見、関係が無いように思える海の生態系ですら無関係ではありません。森林が土壌を作り、川を作り、その川や土壌から染み出す水を通じ、森林は様々なモノと繋がっているのです。
六十年目に当たる本年は、私たちの住むこの福井県にて「植樹祭」が執り行われます。本県の南北を流れる九頭竜川をはじめ他県に劣らず大小様々な川が流れるこの福井県においても、森林が私たちの文化や生活などに多くの影響を与えていることは言うまでもありません。
福井の農業を代表する米作りをはじめ(神道においても重要な位置を占める稲作文化)、その他諸々の農作物もその背景にある森林と繋がって存在しています。又、日本海に面し、豊富な魚介類や海草なども福井県の名産物です。前述したように、それらのものも森林と繋がって存在しています。
ところが近年、福井県においても松くい虫の影響で多くの松林の松が枯れ、伐採を余儀なくされている現状が見られます。嶺北・嶺南を問わず、被害は甚大で、以前は青々とした葉を豊かに蓄えていた松林は、無残な姿を呈しています。
そんな近年の現状をも考慮に入れ、今年の「植樹祭」を通して、福井県民一同が樹木や森林の大切さを更に見つめなおす良い機会になればと心より願います。そして、その想いを本年だけにとどめることなく、永年的に持ち続けられれば幸いに思います。
【広報委員 松村典尚】
2009年 05月 16日
5月役員会&勉強会
議事は5月11日の神社庁の例祭奉仕の報告に始まり、以下……
・ 「北陸神道青年協議会理事会」(5月21日・石川県尾山神社)
・ 「天皇陛下奉迎事業助勢」(6月7・8日)
・ 「御祖祭」(6月10日・福井刑務所)
・ 各担当部署(研修・広報・事業・周年・教化・遷宮)からの諸報告
・ その他、福井県女子神職会主管によります「救急法研修会」
(7/22・8/19・9/18)の案内等
役員会の終了後、参加者による二部構成による「勉強会」に移りました。
勉強会の第一部は、先ず平成20年度の「神青協中央研修会」の報告が行われました。報告は、今回の中央研修会の講演内容が簡潔にまとめられ、それを報告をされた方の心にとまった思いを言葉に乗せて話されました。勉強会の参加者一同は、中央研修会の空気と講師の方々の想いが伝わる発表として聞かせていただきました。その時の講演が、中央研修会の副題にある「国づくりは人づくり……」が伝わるものであったこと、言い換えるなら、夢や目標といった心の部分に支えられた人づくりが、町や社会、ひいては国づくりには大切である事が、しっかりと届く、勉強会にて聞く意味のある報告であったと感じました。報告をされた宮田・吉田両氏、ならびに所用の為ご書面にて報告された広部氏、中央研修会に参加された皆様、苦労様でした。
勉強会の第二部は、2グループに分かれての「神宮大麻に関するディスカッション
このディスカッションを通して、参加した神職の携わるそれぞれの地域・神社ごとに様々な問題があることが分かりもし、その一方で共通する問題も浮き上がりました。それは、世代交代や核家族化、古くからある明確な氏子地域から新しく拓けた地域への人口の移住といったこと等から引き起こされる、「氏子の意識・社会背景・伝統文化の変化」に要約されました。そして個人的には、「人々の神宮大麻に関する知識・認識が不完全な点」が大きく感じられ、危機感のまだまだ薄い神職による氏子個人々々に対する「言あげ」が足らない・浸透していない点もあると思われました。
他にも問題点は色々あると思いますが、それらの問題点を踏まえた上での、これからの方策も討議いたしました。個別配布に関する案や、マニュアル的ものの作成、回覧板等の活用、興味深い所では地鎮祭等にお札や簡易神棚を持って行く意見や、各神職ごとによる大麻頒布始祭の奉仕・見直しなどの発言もありました。畢竟、神宮大麻の増頒布に関する教化活動を如何にするかであります。この問題に対する方策は、個々の神職が、今以上に大麻頒布に対する意識を固め、氏子の人々に説明し理解をして頂く様々な活動を繰り返すことに行き着くのではなかろうかとすら思えました。その上で、大麻推進委員会は当然として、神社庁をはじめ関係諸団体とつながりを深め、福井県の神職一丸となり取り組む、問題であろうとも感じました。
今回のディスカッションを通して、これさえ行えば、確実に神宮大麻頒布数が増加するといった絶対的で画期的なものは提案されなかったと思えますが、それでも大事なことは、今回のように話し合うことであり、その行為が参加者各自に問題意識を喚起し、知識や理論にとどまることなく、各人それぞれの「行動」を起こさせる切っ掛けに繋がるのではないでしょうか。
最後に、今回の「勉強会」で過ごした時間は、中央研修会に関する報告にしても、神宮大麻に関するディスカッションにしても、参加者各人にとって、非常に有意義な時間ではなかったのはないでしょうか。役員会の冒頭で宮川会長が「限られた時間を如何に過ごすか」の大切さを申されましたが、まさに今回の役員会ならびに勉強会は、その経過する時間の価値を再認識できる数時間だったと思えます。
【広報委員 松村典尚】
2009年 04月 29日
本日4月29日は「昭和の日」です。
しかし「昭和」という激動の時代を顧みるにふさわしい名称をと望む多くの国民の声に応え、平成17年に祝日法が改正され、19年より「昭和の日」が実施されています。
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」これが法に定められた昭和の日の意義です。
自然をこよなく愛された昭和天皇は、「全国植樹祭」にも必ずご臨席になり、ご自身の手により植樹をされてきました。その伝統は、今の天皇陛下に受け継がれています。1年に一度廻ってくるこの日に、昭和天皇とともにあった昭和の時代を改めて見つめ直してみましょう。
本日全国の神社では「昭和祭」が斎行されます。
~祝日には国旗を掲げましょう~
【広報担当 吉村定浩】
2009年 04月 19日
互礼会in足羽神社
宮川会長のもと新体制となった神道青年会の平成21年度の活動指針が、各担当理事より発表され、会員一同、本年度の活動に自覚をもって取り組んでいくことを確認しあった。
最後に榊原北陸神道青年協議会会長より身の引き締るお言葉を戴いた後、懇親会が行われ、会員同士の新陸を深めた。
懇親会終了後、足羽神社の名所であるしだれ桜の下で記念撮影を行った。この桜の花のように神道青年会の活動がうつくしい花をさかせるよう、日々研鑽に努めていきたい。
【遷宮担当次長 猪島 丈意】