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福井県神道青年会(ふくいけんしんとうせいねんかい)

第3回『書についての勉強会』

721日(金)、18時半より足羽神社において「神道人の書についての勉強会―大書の書き方―(編)」を開催した。勉強会は足羽神社の馬來田善敬宮司が講師を努め、福井県神社庁長・木田神社の金岡正和宮司、新田義和会長以下会員12名が参加しました。

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 過去に実施された神道人の書についての勉強会では、御朱印・祝詞といった小筆を使用しての実践であり、御朱印・祝詞以外でも棟札・御幣・御札、また、氏子崇敬者への案内状や宛名書、御礼の包みや命名書など、神社実務では基本的に小筆を使用することが多いかと思われます。そこで今回は小筆ではなく、大きな筆で大きな紙に大きく書くということに主眼を置いて本勉強会を開催することとなりました。

実践の方法としては、半切半紙(1.15×4.5尺・掛け軸サイズの半紙)に各奉仕神社の社名や神名、または標語や自身の座右の銘を書くこととしました。これは掛け軸に書くことを想定して、気を引き締め一字一字丁寧に書きます。

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 さて、神社実務では先述のとおり、小筆を使用することが殆どです。しかし、大筆を使用することも多々あり、例えば、標や案内板、氏子崇敬者から依頼されるということもあります。そのようなことも想定して勉強会となりました。我々神職は神道人として、掛け軸に書くことを想定して大書の書き方について学び、これを通して、大書への理解と心得、そして神職としての技量の習得を日々の神明奉仕に生かしていきたいと思います。

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書かぬから 書いてみようと 皆集い 大筆執りて 術(すべ)を学ばん

執筆【氣比神社 禰宜 角鹿尚文】

【渉外広報委員会 幹事 武 曽 洋 暁】


by fukuishinsei | 2017-07-31 10:20 | 活動の報告