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福井県神道青年会(ふくいけんしんとうせいねんかい)

「本吉太々法印神楽奉納」(福井奉納公演)

 平成24年6月25日(月)、福井市内の神明神社において「東日本大震災復興祈願 本吉太々法印神楽奉納(もとよしだいだいほういんかぐら)」〈~鎮守の杜の復興と伝統文化の継承を願って~〉が行われました。
 先ず午後6時から、復興祈願祭が斎行され、その後の午後6時30分から場所を境内の神楽殿に移し、この神楽が奉納されました。
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 「本吉太々法印神楽」とは宮城県気仙沼市と岩手県陸前高田市に伝わる伝統的な神楽で、今回奉納されたのは神主自らが舞うのが特徴のものです。それ故、興行目的ではなく神前にのみ奉納されるものでもあるそうです。
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 本来は先に挙げた両市以外での奉納は珍しいという神楽ですが、昨年起こった東日本大震災後に北陸の神道青年協議会が行ってきた復興支援活動に対しての感謝の気持ちから、現地の神職らでつくる神楽の保存会の方々が特別に演じてくれるものでした。
 そしてこの奉納神楽は、北陸四県の若手神職でつくる北陸神道青年協議会が主催となり、本県では福井県神道青年会が主管ということで行います。今回の25日の福井奉納公演を皮切りに、北陸四県の神社で奉納されます(26日は富山、27日は石川、28日は新潟)。各会場では被災地復興を祈願するとともに、伝統文化を後世に伝えるための浄財を募る活動も行います。 
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 さて、当日は約150人もの来場者を迎え、天気にも恵まれた奉納公演となりました。東北から来た6名の方々が演じた演目は「初矢(しょや)」・「西の宮」・「日本武尊の悪鬼退治」。解説もありつつ、この三つの演目が奉納されました。
 二つ目の演目「西の宮」では、演者のえびす様が竹の釣竿で鑑賞者席にいる鯛を釣る場面があったのですが、この鯛を演じたのが福井県神道青年会の吉田会長でした。当然、初めての大役(鯛役)に悪戦苦闘しつつ舞台の手前を右往左往しました。その様に客席からは笑い声も。
 又、三つ目の演目では、日本武尊が悪鬼と戦う勇壮な場面もあり、その迫力に圧倒されるところもありました。
 その後の最後の挨拶では、震災から一年以上が過ぎ、自身がその大きな災害にあわれて今思われているその気持ちを述べられました。そして「自分の命は自分で守る」との言葉は、体験から来る本物の重みをもって来場者の心に響きました。

 今回、「本吉太々法印神楽奉納」を行えて本当に良かったと思います。北陸では目にすることのない伝統的な神楽を特別に当地で奉納できたこと自体は当然ですが、それ以上に演者の方々の神楽に対する思いや震災に対する想いなど、貴重で大切な心がこの奉納公演にはあったと感じれたからです。

 最後に、当日奉納して頂いた本吉太々法印神楽保存会の方々、来場して頂いた方々、関係して頂いた方々に感謝しつつ、いつまでもこの素晴らしい神楽が継承されます事と、その舞台となる鎮守の杜の復興を心より願います。

『和歌』「古きより 東北の地で 残された 神楽伝える 大和のこころ」

【渉外広報副委員長 松村典尚】
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by fukuishinsei | 2012-06-29 12:21 | 活動の報告 | Comments(0)